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小林美代子 (小説家) : ウィキペディア日本語版
小林美代子 (小説家)[こばやし みよこ]
小林 美代子(こばやし みよこ、1917年3月19日 - 1973年8月18日)は、日本小説家
==略歴==
岩手県釜石市出身。1924年に福島県伊達郡保原町(現伊達市)に移住。1929年、母の癌再発に伴って一家窮乏し、尋常小学校高等科1年で中退、単身上京して子守となる。家業の破産や家族の病死、逐電、精神錯乱などが相次ぎ、転々と職を変えた末、戦時下は速記者として生計を立てる。
戦後は三鷹市井の頭に自宅を構えるが、1955年、メニエール病で倒れ、以後入退院を繰り返す。1962年、近隣トラブルからノイローゼになり、精神病院に入院。1966年、閉鎖病棟の中で書き上げた処女作が『文芸首都』に掲載され、以後、同誌同人の中上健次勝目梓らと切磋琢磨する日々をおくる。
自らの精神科病院入院体験を題材にした小説『髪の花』で、1971年第14回群像新人文学賞を受ける。その後も自伝的小説『繭となった女』を発表して高い評価を受けていたが、目まいや幻聴が再発し、2年後の1973年東京都三鷹市内の自宅において睡眠薬により自殺。一人暮らしだったために死は誰にも気付かれなかった。遺体が発見されたのは死から約半月後の9月1日で、異臭による苦情で家を訪ねた警察官によって発見されたという。享年56。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小林美代子 (小説家)」の詳細全文を読む



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